失せ物探しに効果てきめん!? ホラリー占星術まとめ
「大切なものを無くしてしまった」という経験がある人は多いでしょう。
そんなときに役立つのがホラリー占星術です。日本ではあまり知られていない占星術ですが、失せ物を探すのには最適で、ヨーロッパでは広く用いられています。
ではホラリー占星術とはどのようなものなのでしょうか?
目次
1. ホラリー占星術って何?
2. ホラリー占星術を読み解く!
3. ホラリー占星術をもっと深く知るには
おわりに
1. ホラリー占星術って何?
ホラリー占星術は、ヨーロッパで古くから普及していた歴史ある占星術です。
ホラリーとは「そのとき」という意味で、短期間のことを占うのに適しています。
1-1. ホラリー占星術でわかること
ホラリー占星術では、物事の行く末や解決方法を導き出せます。
特に数ヶ月から1年後くらいの短期間のことに関しては的中率が高く「無くしたものを見つけたい」とか「いなくなった人を探したい」というような質問が最適です。
質問は具体的なものが適しており、いつ、どこで、どのようにという非常に詳細な部分まで知ることができます。
「今の恋人と結婚できるか」「新しい事業がうまく行くか」など、イエスかノーかで答えられるものであれば、さらにいいでしょう。
逆に何年も先のことや漠然とした内容の場合は、ホラリー占星術よりも通常の占星術の方が向いています。
1-2. 一般的な占星術との違い
一般的な占星術とホラリー占星術の違いは、誕生日を必要としないことです。
一般的な占星術では正確なホロスコープを導き出すのに誕生日と誕生時間が必要ですが、ホラリー占星術では悩みが浮かんだ場所と時間で占います。
例えば大切なものを無くしてしまったという場合は、無くしたことに気付いた日時と場所がわかれば、失せ物の場所を導き出せます。
それに気付いたときの星が、失せ物の在処を示してくれるためです。質問や疑問が頭に浮かんだ日時をしっかりと覚えておくようにしましょう。
1-3. ホラリー占星術の歴史
ホラリー占星術の歴史は非常に古いです。
ホラリー占星術はカレンダーがなく、自分の生年月日などわからない時代からずっと用いられてきました。
そのため生年月日を用いて占う一般的な占星術よりも、古い歴史を持っています。
ホラリー占星術が現代の形になったのは、17世紀のイギリスです。占星学者であるウィリアム・リリーが、それまでのホラリー占星術を再構築し、新しくしたと言われています。
1-4. ホラリー占星術体験談
ホラリー占星術では、具体的な内容を占った体験談が多いです。
その中から2つほどご紹介します。
Aさんはある日、携帯ゲーム機を無くしてしまったことに気付きました。ホラリー占星術を知っていたため、気付いた時間をメモしてホラリー占星術で占ってもらいました。
占って出てきたのは、北西の方角、太陽、風通しのいい高い場所、何かに挟まっているという結果でした。家の中でそれに当てはまる場所を探したところ、エアコンがある部屋の西にある棚の上、籠に挟まるような形で置いてありました。
まるで連想ゲームのようですが、結果からヒントを得て探すことで見事に探し物が見つかりました。
またBさんはあるとき、土地の購入について相談しました。そのときの結果は「購入はしてもいいが、契約はまだしない方がいい」ということでした。
Bさんはそれに従って契約をしないままにしていましたが、いざ契約期限が来て契約をしようとしたところ、土地の測量が間違っていたことが判明していました。
もしホラリー占星術の結果に従わずすぐに契約していたら、謄本の修正等のために余計な出費を強いられるところでした。このようにホラリー占星術は、具体的で短期間な質問に関しては、抜群の的中率を誇ります。
1-5.ホラリー占星術の注意点
ホラリー占星術には、安易な質問をしない、同じ問いをしないという2つの注意点があります。
ホラリー占星術では、安易な質問はタブーです。質問の内容について最終的な決定権がある、真剣に悩んでいる人でなければ、きちんとした結果を得られません。
いい加減な気持ちで占ってもいい加減な結果が出るだけのため、占い師が混乱してしまいます。
また結果に納得がいかないからといって、同じ問いをすぐにしてもいけません。ホラリー占星術は「そのとき」という固定的な瞬間を占うもののため、納得のいかない結果でも結果が覆ることはありません。
もし同じ質問で2回以上占うとしたら、同じ質問が再び頭の中に浮かんできたときにしましょう。
2. ホラリー占星術を読み解く!
ホラリー占星術はかなり複雑なため、非常に習得の難しい占星術です。
ハウスや天体といった多くの要素が絡んでくる上「いつ」「どこで」という、かなり固定的なホロスコープを読み解く必要があるためです。
またホラリー占星術のルールは1つではなく、占い方にもさまざまな方法があります。そのときどきにあったルールや占い方をすることが大切です。
ホラリー占星術では質問者をアスカー、質問の対象となっているものをアスクトと呼びます。
基本的にはアスクトが12個に分かれたハウスのどれに当てはまるのかを判断し、そこに現れる天体やサインなどによって占います。
例えば「彼氏と喧嘩をしてしまったが、仲直りできるか」という質問だった場合、「パートナー」を示す第7ハウスを見ます。
「彼氏と旅行にいくべきか」という質問であれば、旅行に焦点が当たっているため「旅行」を示す第9ハウスで判断します。
もっと詳しく知りたいという人は、以下でご確認ください。
http://classic-astrology.com/horary/beginning
3. ホラリー占星術をもっと深く知るには
ホラリー占星術はかなり奥の深い占星術です。もっと詳しく知りたいという人は、専門サイトで調べてみたり、おすすめの本を読んでみたりするのがいいでしょう。
3-1. 専門サイト紹介
・ホラリー占星術の占い方
http://classic-astrology.com/horary/
元システムエンジニアで、現在は占い師をしている朝比奈ジュン氏がホラリー占星術の占い方や用語について解説しているサイトです。
占星術初心者でもわかりやすく書いてあるため、これからホラリー占星術を覚えようと思っている人や、少し興味があるくらいの人でもホラリー占星術について理解することができます。また主に洋書を参考にしているため、洋書が読めない人にも最適です。
・Horary Astrology ホラリー占星術
http://www.horary.jp/index.html
「ホラリー・クラフトマン」の称号を持つ占星術師・Kuni. Kawachi氏のサイトです。西洋占星術の基礎であるホラリー占星術を詳細に解説しているほか、電話やメールでの相談も受け付けています。また大阪で占星術に関するレッスンも行っています。
3-2. おすすめの本
ホラリー占星術を知るのにおすすめの本は「クリスチャン・アストロロジー」と「愛のホラリー占星術」の2冊です。
「クリスチャン・アストロロジー」は現在のホラリー占星術を構築したウィリアム・リリーが執筆した本で、日本でも翻訳されたものが販売されています。
17世紀に書かれたものですが、ホロスコープを使用する占星術の教科書的存在となっており、現在まで占星術が継承されるきっかけになった本と言われています。
「愛のホラリー占星術」は、Kuni. Kawachi氏が執筆した本で、恋愛関係の質問を読み解くためのホラリー占星術について書かれています。
特にリセプションについて詳細に書かれており、ホラリー占星術をさらに高度に活用するために役立つ一冊です。
3-3. ホラリー占星術で占ってくれる場所
ホラリー占星術で占ってくれる場所は、全国にいくつかあります。
東京にはメディアにも出演の多い占い師が在籍する「占いの店デルフィー」があります。ここにはホラリー占星術で占ってくれる占い師も在籍しています。
また大阪にはホラリージャパンという占いの館があります。ここでもホラリー占星術での占いが可能です。
ホラリー占星術は、メールで質問や鑑定を受け付けている占い師もいます。忙しくてなかなか実際の場所に足を運べないという人は、こうしたものを利用するのもいいでしょう。
おわりに ホラリー占星術は具体的結果を望む占星術
ホラリー占星術は具体的なことを知りたいときに適した占星術です。
漠然とした内容よりも、具体的な結果が欲しいという人は、ホラリー占星術を利用してみてはいかがでしょうか?