産後の夫婦生活を再開するベストタイミング&よくあるきっかけ
産後、いつから性生活を再開してよいのかは、多くの夫婦が迷うポイントです。
結論から言えば、「産後○週間なら必ず大丈夫」という一律のタイミングはありません。出産方法、会陰や帝王切開の傷、出血、痛み、疲労、授乳、本人の気持ちなどによって回復のペースは異なります。
この記事は一般的な情報です。 産後の回復状況は人によって異なります。強い痛み・出血・発熱などがある場合や、再開時期に不安がある場合は、産婦人科へ相談してください。
1.産後の性生活はいつから再開できる?
1-1.1か月健診は一つの目安
産後健診で子宮や傷の回復を確認し、問題がなければ性生活について相談できることがあります。
ただし、健診で問題がなくても、本人が痛い・怖い・気が進まないのであれば急ぐ必要はありません。
1-2.出血や傷がある間は無理をしない
悪露が続いている、会陰や帝王切開の傷が痛む、性交で出血するなどの場合は、無理に続けず医療機関へ相談してください。
1-3.本人の気持ちも「回復」の一部
睡眠不足や育児疲れ、体型の変化、痛みへの不安などから、性欲が戻るまで時間がかかることがあります。
どちらかが「そろそろ」と思っていても、相手がまだ望んでいないなら、その気持ちを尊重することが大切です。
2.スムーズに再開するためのコツ
2-1.まず気持ちを言葉にする
「また触れ合えるようになりたい」「まだ少し怖い」など、性生活そのものより先に気持ちを共有します。
2-2.性交以外のスキンシップから
手をつなぐ、抱きしめる、一緒に横になるなど、負担の少ない触れ合いから再開して構いません。
2-3.痛みがあるなら中止する
産後は膣の乾燥などで痛みが出ることもあります。無理をせず中止し、必要なら潤滑剤を使う方法や医師への相談を検討してください。
2-4.避妊も忘れない
産後は月経が戻る前に排卵することがあります。授乳中でも妊娠する可能性はあります。
次の妊娠を希望していない場合は、コンドームなど適切な避妊方法について産婦人科で相談してください。
3.よくある悩み
3-1.したい気持ちにならない
性欲の戻り方には個人差があります。無理に応じる必要はありません。
長くつらさが続く、強い気分の落ち込みがある場合は、産後うつなど別の不調がないか相談することも大切です。
3-2.子どもが気になって落ち着かない
信頼できる人に短時間預ける、子どもが安全に眠っている時間に二人で話すなど、「性生活」だけを目的にせず、夫婦で過ごす時間を取り戻すところから始めても構いません。
3-3.体の変化が気になる
産後の体は回復途中です。急いで元の体型へ戻す必要はありません。
パートナーは体型を評価するより、出産・育児で変化した体を尊重し、本人の不安を否定しないことが大切です。
4.受診した方がよいサイン
性交時の強い痛み、繰り返す出血、悪臭のある分泌物、発熱などがある場合は、産婦人科へ相談してください。
また、性生活に対する強い恐怖や気分の落ち込みが続く場合も、医療者へ相談してよい悩みです。
参考:
