離婚する前に解決できる、夫婦生活の悩み
夫婦生活は夫婦円満を実現するためにも欠かせないもの。
お互いにとって愛を確認し合う大切なものだからこそ、本音をぶつけ合って理想の夫婦生活のあり方を考えることが必要です。けれども特に女性にとっては、なかなか言い出しづらい悩みでもあります。
そこで今回は、よくある夫婦生活の悩みとその解決方法をまとめました。思い詰めて離婚を決意する前に、こちらの記事を読んで悩みの解消に役立ててください。

1.夫婦生活の悩み1 セックスレス
1-1.想いを言葉にする
「好き」という気持ちをきちんと言葉にして伝えていますか?
お互い分かりきっていることだからいちいち言う必要はないという思い込みが、1人で悩んでいるかもしれないパートナーを追い詰め、すれ違いを生みます。照れくささや恥ずかしい気持ちを捨てて、愛の言葉、そして感謝の言葉を、思ったそのときに伝えてあげてください。
1-2.スキンシップを増やす
海外の夫婦にセックスレスが少ないと言われる理由の1つには、お互いに豊かな愛情表現を欠かさないことが挙げられます。
愛を言葉で表現するのはもちろんのこと、キスやハグなどのスキンシップも積極的にします。
確かに、愛されていることが実感できない人との気持ちが通じ合っているかも分からない夫婦生活は、気乗りしないのもうなずけます。海外の夫婦のようになれとは言いませんが、一緒のベッドで眠ったり、マッサージをしてあげたり、ひざまくらをしてあげたりというように、できるスキンシップから少しずつはじめてみてください。
1-3.異性として意識してもらえる努力をする
特に女性の場合、子育てに追われていると女を意識する余裕などないかもしれません。
けれども、パートナーに対する家族としての強い意識がセックスレスの原因であることもあります。毎日は無理でもできるだけ化粧をする努力をしましょう。一緒にいる時間が一番長いのは家の中ですから、部屋着も女性らしいものをこだわって選びましょう。
また、男性が女性を意識するのは外見だけではありません。たまには甘えたり頼ったりすることで、「守ってやりたい」「もっと頑張らなければ」という気持ちを芽生えさせることができます。パートナーが自分にとって必要な存在であることを、行動で伝えてあげてください。
1-4.お互いの負担を減らす努力をする
日常生活に追われていると、日々の生活をこなすことに必死になって、夫婦生活を営む余裕が生まれません。
お互いの負担を減らすようにちょっとした心がけをすれば、気持ちにも余裕が出てきます。
例えば、旦那さんの帰りの時間がわかっていれば合わせてお風呂を沸かしたり、帰りが遅いときでも夕飯を食卓に用意していたりすることで、仕事で疲れた旦那さんを労うことができます。逆に男性は、飲み会などで夕飯がいらないときはあらかじめ連絡しておいたり、休日は家事を手伝ったりすることで、奥さんの家事の負担を減らすことができます。
1-5.息抜きをする
セックスレスは夫婦にとって大きな問題であり、悩みはじめるとそのことばかり考えてしまいがちです。
しかし、思い詰めてしまうと心に余裕がなくなり、いつもイライラしてしまったり、パートナーを責めてしまったりすることにもなりかねません。悩みは一旦置いておいて、リフレッシュする時間を設けましょう。そして、お互いの1人の時間を尊重し合うようにすることが大切です。
女性の場合は、子どもが手を離れているならパートタイマーの仕事をはじめてみたり、積極的に外出して友人と交流する時間を作ったりすると良いでしょう。男性の場合は、会社の同僚となど、家庭を離れた飲みごとはストレス解消につながるかもしれません。
2.夫婦生活の悩み2 マンネリ化
2-1.特別な時間だと意識させる雰囲気を作る
ほのかな明るさが残る照明器具や、気分を盛り上げてくれる香りのアロマ、ゆったりと落ち着きのある音楽などで、寝室をいつもと違った雰囲気に作り変えてみましょう。
2人でお気に入りのものを探しに出かける時間も、楽しいものになるはずです。
また、場所を変えてみるのも効果的です。記念日には、2人で旅行に出かけたり、特別なホテルを予約して濃密な時間を過ごしてみたりしてはいかがでしょうか。
2-2.いつもと違うことをしてみる
いつもの夫婦生活ではやらないようなことを取り入れてみると、新たなパートナーの一面を知ることができます。
例えば、寝室ですることが定番になっているならば、同じ家の中でもお風呂やリビングに場所を変えてみます。やったことがない体位を試したり、アイテムを使ったりする方法も効果的です。ラブグッズは女性側からは用意しにくいかもしれないので、男性がプレゼントとして試してほしいものをあげても盛り上がるかもしれません。
2-3.いつもと違う人格になる
別人格というとちょっと大げさですが、コスプレなどで自分以外の人になりきる、という意味です。
そうすることで、普段では言えないようなことが素直に言えたり、自分自身でも気づいていなかった素の自分が現れたりすることがあります。コスプレに興味がない、抵抗があるという人は、自分では買わないようなパートナー好みの下着を身に着けるなどでも、同じような効果が期待できるのではないでしょうか。
2-4.「飴と鞭作戦」で男性を虜に!?
一般的に夫婦生活のお誘いは男性からである夫婦が多いですが、「飴と鞭作戦」とは、男性からの誘いをときどき断るという作戦です。
あまり高頻度に断ると男性が自信を失うきっかけにもなりますので、5回に1回という回数を目安に、ランダムに誘いに応じない日を入れてみましょう。ときどき応じないことによって、いっそう求めたくなるという心理学的テクニックだそうで、大きな効果が期待できるかもしれません。ぜひ試してみてください。
3.夫婦生活の悩み3 夫婦生活に対する価値観の違い
3-1.お互いが夫婦生活に求めていることを知る
もちろん全ての男性がそうではありませんが、多くの男性は、性欲を解消するために夫婦生活という行為自体に目的を持っています。
そういう考え方が、一部の女性が指摘する「行為が終わったら服を着てすぐに寝てしまう」というような行動にも表れています。一方で、多くの女性は、行為そのものよりも夫婦生活を通して体がふれ合うこと、愛情が伝わることに重きを置いています。最後までしなくてもいい、体にふれることでコミュニケーションをとりたい、必要とされていることを実感したい、という声も多く聞かれます。
3-2.価値観の違いを受け入れ、お互いを思いやる心を大切にする
こういった価値観の違いから夫婦生活にズレが生じていくと、夫婦生活をしたいという気持ちが起きなくなるため、セックスレスの原因にもなります。
もちろん、上記の例は一般論であり、夫婦それぞれ、男女それぞれに違った価値観があります。その差異を理解し合えないままの一方的な夫婦生活に悩み、楽しみや愛情を感じられなくなっているとしたら、セックスレスでなくてもさみしいことです。
まずは、夫婦生活の話をお互いの中でタブーにしているような空気があれば解消し、話し合って、互いを一から知るところからはじめましょう。お互いのことを思いやるようになると、相手が喜びを感じている姿を見て自分も満たされていくような素敵な夫婦生活を営むことができるようになります。
4.おわりに
夫婦生活のことは2人にしか共有できない大切なものです。
本音で語り合い、2人にとって幸せな夫婦生活を形作っていくことが理想ではありますが、どうしても話せずに1人で悩んでいるならば、まずはこちらの記事を参考に、パートナーを思いやることからはじめてみましょう。2人の関係が改善していく良いきっかけになることを願っています。