セックスレスで浮気されずに恋人・夫婦関係がうまくいく秘訣
日本人は外国人に比べて性欲が低く、セックスレスになるカップルの割合もダントツで高い傾向があります。
きっかけはカップルによって様々ですが、セックスレスという状態には、パートナーの浮気という危険性が秘められていることを忘れてはいけません。
セックスレスを解消するためには、長期化する前にパートナーに歩み寄ることが大切です。
背景に深刻な事情がない場合は、女性からちょっとした作戦を仕掛けることで、セックスレスと決別できる可能性があります。
ここでは、セックスレスと浮気の関係性を検証するとともに、セックスレスを解消するための提案や、セックスレスでも円満な関係を築く方法についてご紹介します。

1. セックスレスと浮気の関係
1-1. セックスレスカップルの男性6割、女性4割が浮気予備軍
セックスレスカップルを対象としたある調査では、パートナー以外とのセックス願望があると回答した浮気予備軍の割合は、男性で7割近く、女性で4割という結果が得られています。
この結果は、パートナーとの関係がセックスレスであるからといって、セックス自体を望まないわけではないという現実を表しています。
一方、実際に浮気をしている人の割合を調べた別の調査では、男性26.9%、女性16.3%となっており、浮気願望はあるものの、必ずしも実行には結びついていないようです。
しかし、チャンスがあれば浮気をしたいと考える予備軍の多さから、セックスレスとなることで、貞操を守る意識が低下する傾向を窺い知ることができます。
1-2.自己分析によるセックスレスの理由
セックスレスになった理由について、本人がどう捉えているかを調査すると、女性の場合は「面倒くさい」や「出産後なんとなく」といったセックスに対する消極的な姿勢が上位にランクインしています。
男性の場合も、女性の理由とほぼ共通していますが、前述の2つに加えて「仕事で疲れている」という意見が多いことが特徴です。
この結果によると、相手に不満があるというよりは、夫婦が子育てや仕事に忙しくしているうちに、セックスの優先順位が低くなることが原因であると考えられます。
それを裏付けるように、別の調査でも、子育てや仕事に追われがちな30代では、40代よりもセックスレスの割合が高いという結果が得られています。
1-3.出産を理由にセックスレスになる夫婦が多い
前述の調査でも上位であった「出産後なんとなく」という理由について解説します。
調査では「なんとなく」と表現されていますが、妊娠・出産・子育てにはセックスレスになりやすい様々な要因が潜んでいます。
例えば、妊娠や出産を経て、妻が完全な母親モードに入ってしまい、夫とのスキンシップを後回しにするパターンは、よくある話です。
逆に、夫が妻を遠ざけるケースでは、出産を機に、夫が妻を性的対象として見られなくなっていることが多く、この場合は他の女性に目が向いてしまう可能性も否定できません。
妻を性的な対象として見ない夫の増加には、立会い出産やイクメンの浸透が少なからず影響しています。立会い出産は、子供の誕生という感動を夫婦で共有できるメリットがある一方で、男性には衝撃が強すぎて、妻を女として見られなくなる夫がいることも事実です。
また、近年のイクメンブームにより、子育てに協力的な夫が増加していますが、夫が子育てに熱中するあまりに、セックスレスになるケースもあります。子供中心の生活に幸せを見出すイクメンにとっての妻は、ともに子を育てる母という存在でしかなくなってしまうためです。
1-4.性嫌悪障害によるセックスレスの増加と浮気
セックスレスの原因として近年増加している「性嫌悪障害」は、性的な行為に嫌悪感を持つという疾患です。
男性の場合は、初めて性的行為を経験した時から症状が見られる「生来型」よりも、成長後のある時期から発症する「獲得型」が圧倒的に多いため、以前はセックスがあったというカップルでも、この疾患と無関係とは言えないのです。
しかも、女性の場合は、男性全般に対して性嫌悪を示すことが多いのに対し、男性の場合は、相手がパートナーである時に限って性嫌悪を示すケースが多く見られています。
この場合、他の女性とであれば問題なくセックスができる状態であり、性欲も正常にあるため、浮気の可能性は大いにあります。
2. 浮気を防止し、セックスレスを解消する方法
2-1. セックスレス解消法|マンネリカップルの場合
マンネリが原因でセックスレスになっているカップルは、代わり映えしない日常に変化を与えることで、それが刺激となって解決する可能性が高まります。
例えば、場所を変えたり下着を変えたりするだけでも、新鮮さが気持ちを盛り上げます。
いつも一緒にいる恋人同士の場合は、思い切ってしばらく会わない時間を作ることも、マンネリを脱却する起爆剤となります。
ただし、そのまま彼の気持ちが離れる心配や、自由な時間を手にした彼が浮気することを防ぐために、自分磨きを怠らず、魅力的な姿を彼に見せることが大切です。
また、男の嫉妬を利用して、セックスレスを解消する方法も効果的です。男性は表情に出さないながらも意外と嫉妬深いものであり、嫉妬を感じた男性は相手とのセックスにより、その嫉妬心を落ち着かせようとする傾向があるためです。
恋人や妻の存在に安心しきっている男性でも、他の男性の影がチラつけば、嫉妬心に火がつくでしょう。実行する際には、信用を失わないように、かすかに男性の存在を感じさせる程度がオススメです。
2-2. セックスレス解消法|産後セックスレスの場合
産後セックスレスは、お互いに相手を性的対象として見られなくなっていることが多いため、第一歩としてその意識を変える必要があります。
子育てに奮闘する母親のイメージばかりが定着する前に、女としての魅力を夫に見せることが大切です。子育ては確かに大変ですが、たった数分のメイクができないほど、時間に追われているわけではありません。
子育てでメイクどころではないというのは、気持ちの問題と言えるでしょう。合間を見つけてオシャレを楽しむことは、子育てに対する自己犠牲の意識を取り払い、気分転換にもなります。
また、産後セックスレスは、妻が夫を拒否したことをきっかけに始まるケースも少なくありません。その場合、拒否された夫は、妻が思うよりも深く傷ついている可能性があるため、妻から誘うことで夫の気持ちに歩み寄ることも大切です。
なお、妊娠期間中にセックスをしなかった夫婦は、産後もセックスレスの状態が長く続く傾向があります。その予防としては、妊娠中にもペースを保ってセックスをすることが効果的です。
2-3.性嫌悪障害の場合は専門的な治療が必要
相手のことが嫌いになったわけでもなく性嫌悪障害に陥る場合、考えられる原因としては、パートナーとの関係性の変化が挙げられます。
例えば、パートナーとの関係が母子や兄妹、親友のような感覚になってしまい、性的な対象でなくなってしまうケースです。これを防ぐためには、日頃から女としての意識を忘れず、上手に甘えて男性を立てる賢さが大切です。
それでも性嫌悪障害になってしまった場合、克服は容易でないため、専門医の指導を仰ぎながら、時間をかけて治療を行うことが必要です。その際にもパートナーである女性の協力が求められ、二人の間のコミュニケーションが重要となります。
3. セックスレスで浮気されずに恋人・夫婦関係がうまくいく秘訣
3-1.セックスレスでも互いの性欲バランスがとれている
セックスレスであっても、お互いに性欲が強くなく、どちらかが欲求不満になることがなければ、良好な関係が続くことも珍しくありません。
セックスレスは少子化を招く社会問題であるという考えにも一理ありますが、カップルが幸せであるためには、その形はどのようなものであっても、お互いが納得できることが大切です。
セックスレスという状態に、お互いが居心地の良さを感じているにも関わらず、無理に改善しようとすると、どちらかの欲求が満たされなくなり、均衡が崩れてしまいます。たった一人選んだパートナー同士、性欲のバランスがぴったりと合っていることも、相性の良さであると考えれば良いのです。
3-2.自分なりのコミュニケーションで心をつなげる
カップルにとって、コミュニケーションの手段はセックスしかないわけではありません。
確かに、セックスレスではないカップルに言わせれば、セックスは究極のコミュニケーションであり、お互いの愛を確かめるために不可欠ということになるでしょう。
しかし、そのような固定概念に縛られ、セックスレスであるというだけで、不完全なカップルだと自認するのはあまりに短絡的です。それでは、パートナーと一緒にいられることの幸せに気づけなくなってしまいます。
セックスレスであっても、パートナーと一緒に歩んできた歴史は、自分達の方法で心がつながっている証拠です。その幸せを素直に受け止め、前向きにパートナーとの時間を過ごすことが大切です。
おわりに セックスレスで浮気予備軍になる前に対策を
セックスレスは浮気予備軍を増やす危うい状態です。その状態を脱却するには、長期化する前に対策を講じる必要があります。
しかし、それでもセックスレスが解消されない場合には、心のつながりを大切にし、前向きに円満な関係を築くことが大切です。