別れたいのに別れられない… 逆恨みされずに円満破局する方法
もう恋人のことを好きではない、別れたいという気持ちがはっきりしていても、相手を傷つけたくない、しつこく付きまとわれたり暴力を振るわれたりするかもしれないと思うと怖い、などという思いから、なかなか別れを切り出せないことがあると思います。
そこでここでは、ケース別に円満に別れる方法をご紹介しています。別れ話の際にしてはいけない言動とともに確認していただき、現状を打開するための参考になればと思います。

1.別れたいのに別れられないときの効果のある対処法
1-1.相手が別れを拒んでいる場合
相手が別れたくないと思っている場合、相手がいくら望んでも、別れたいという自分の意志が揺るがないことを分からせる必要があります。
相手に納得してもらうためにも、別れの理由は曖昧にしないで明確に伝えましょう。
ただし、感情的になってはいけません。相手が怒り出すこともあるかもしれませんが、相手のペースにのまれず終始冷静でいることが大切です。自分の思いを伝えた後は、相手の言い分にもきちんと耳を傾けましょう。相手の話を最後まで聞いたうえで、それでも自分の気持ちが変わらないことを伝えます。
何を言われても落ち着いて冷静に対処すれば、相手はあなたに恋愛関係を続ける気持ちがないことを悟ります。面倒くさがらずに、納得してくれるまで根気よく話し合いましょう。
1-2.自分が別れを切り出せない場合
すでに気持ちは冷めていても、一度好きになった人に別れを告げるのは辛いものです。
特に付き合いが長くなり相手に対して情がわいていると、「別れたいと言ったら相手がかわいそう」などと考えてしまって、余計に言いづらくなります。
自分から別れを告げられないならば、別れたいと思っていることを相手に悟ってもらうしかありません。とにかく忙しいことをアピールして、会う回数や連絡をとる回数を徐々に減らしていき、最終的にこちらからは連絡をとらないようにします。そのような状態が続けば、相手も距離を置かれていると気付きます。
ただし、別れたいからといって連絡を完全に断ち切ってはいけません。あなたの考えていることがはっきりとは分からないため、相手に期待を持たせることも考えられます。
もどかしさから、愛情が恨みに変わる場合もあるでしょう。あくまでも「フェードアウトするように」が鉄則です。こちらから別れを言い出せない以上、長期戦になることは覚悟しましょう。
1-3.復讐(暴力・ストーカーなど)が怖い場合
相手が束縛するタイプである場合、男性であれば特にプライドが高いため、こちらから別れを切り出すと逆上することがあります。
そのため、相手の方が別れたいと思うように仕向けることがベターです。相手が好まない髪型や服装をするなど、相手が嫌いなタイプの異性を演じてみましょう。あなたの本心を悟られないように、変化は徐々に起こしていくことがポイントです。
自分から別れを告げる場合は人目がある場所で会うようにし、密室でふたりきりになることは避けましょう。第三者に間に入ってもらえればなお安心です。目上の人など、相手よりも立場が上の人に、同席してもらえないか相談してみましょう。
1-4.何をやっても別れられない場合
どんな手を尽くしても別れられなかったときは、信頼できる人に一芝居打ってもらうという方法があります。
例えば気が置けない同性の友人に、恋人へあえて誘いをかけてもらいます。そして、そこへあなたが偶然居合わせたような状況を作ります。あとは、あなたが「浮気をしたのか」と怒る演技をして、別れに持ち込みます。
上手くいけばあっさりと別れられる方法ですが、作られた芝居であることが恋人にばれてしまえば、逆に関係がこじれることにもなりかねません。そのため、一緒に演技をしてくれる人の選択にも慎重にならなければいけません。リスクが非常に高い方法と言えるため、あくまで最終手段として考慮に入れてください。
2.別れ以外の選択肢
2-1.距離を置く
恋人に嫌気がさしたら、一刻も早く別れたいという気持ちになります。
けれども、相手があなたのことを好きだと思っているならば、別れを切り出したところで円満に解決する確率は低くなるでしょう。まずは気持ちをぐっとこらえて、少しの間距離を置くことを提案してみましょう。距離を置いている間は一切の連絡を絶つことで、別れたいという気持ちがさりげなく相手に伝わります。
そうすれば、相手の方でもいくらか別れを受け入れる心の準備ができます。突然別れを切り出されるよりも、納得してくれる確率は高くなるでしょう。
2-2.別れを一旦保留にする
別れたいという気持ちを伝えても相手が受け入れてくれなければ、とりあえずは相手の意思を受け入れ、一度別れを保留しましょう。相手に考える時間を与えて一度冷静になってもらった方が、話がスムーズに進む場合もあります。
ただし、保留にするということは、相手に別れないための対策を考える猶予を与えていることにもなります。後日改めて別れ話をする際は、相手の言葉に流されることなく、別れたいという気持ちに変わりがないことをはっきりと伝えましょう。
2-3.相手の関心を自分以外のことへ向けさせる
恋人の関心が自分以外のことへ移るように仕向け、別れを切り出しやすい環境を作るという方法です。
もっとふさわしい相手がいることをさりげなく伝えて他の異性に関心を向けさせる、相手が大学生ならば勉強・就活に専念するよう提案してみる、相手が社会人ならば今が頑張り時だと励まして仕事に集中するよう促す、といったことが例として挙げられるでしょうか。
相手の関心を確実に本気で別のことへ向けさせたければ、正確な情報を集めることが必要です。○○さんが恋人のことを好きらしい、現在大きなプロジェクトを任されているらしい、といった相手の身の回りの情報をリサーチしてみましょう。
3.別れ話で絶対にしてはいけないNG言動
3-1.メールや電話で別れを告げる
別れは相手に直接会って告げましょう。表情や仕草が伝わらないメールや電話では、どうしても素っ気ない印象になり、誠実さが伝わりません。
また、本気で別れたいとは思っていないかもしれないという期待感を持たせてしまう可能性もあります。
別れを告げるのには勇気がいります。面と向かっては気まずくて言い出せないため、電話やメールで済ませようという気持ちは分かりますが、別れを告げられる相手の気持ちを想像して、最後まできちんと相手と向き合うようにしましょう。
3-2.別れを切り出すタイミングを間違える
誕生日やクリスマス、バレンタインや2人の記念日といったイベントのときに別れを告げるのは避けましょう。
毎年その日が来ると恋人に別れようと言われたことを思い出す、そんなトラウマを植え付けるのはあまりにも酷なことです。
相手がすでに準備をしていることもあります。別れたいと思ったときにイベントが迫っているならば、イベントが終わるまで別れを告げるのは待ちましょう。
3-3.別れの理由を何かのせいにする
本当に相手のことを思うならば、好きではなくなったことを正直に伝えましょう。現在の恋にけじめをつけて、お互いが新たなスタートを切るために大切なことです。
今は仕事に専念したい、自分の時間が欲しいなど、理由をあいまいに濁してはっきりさせないのは、相手に対する優しさからかもしれません。けれども、良く考えてみてください。
別れの理由を何か別のことにしたとして、それらは本当に相手のことを思っていれば、自分の行動次第でどうにかできることではありませんか?つまり、自分はあなたのために努力をしない、と言っていることと同じです。そちらの方がよほど相手を傷つけているのではないでしょうか。
4.おわりに
しっかりとけじめをつけて円満に別れることができれば、お互いに前を向いて次へと進むことができます。
別れを告げる際は、相手への思いやりの心を忘れないようにしましょう。