そのままじゃ大損!? 旦那と別れたい…と思ったら必ずやるべきこと

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離婚は、破綻した結婚生活に終止符を打ち、新たな生活をスタートする人生の節目です。

明るく未来に向かうためにも、後悔しない形で離婚することが大切ですが、それには周到に準備をする必要があります。

別れる夫婦が心からお互いの人生を応援し合える関係であれば、準備などしなくても円満な離婚ができるかもしれません。

しかし、離婚という段階に進んでまで相手を思いやれる夫婦は稀であり、多くはお互いに自分の希望を主張し、場合によっては争いに発展することもあります。

相手に先手を打たれてしまうと、自分の希望を通すどころか、思わぬ大損をさせられる可能性もあります。離婚を意識した夫の態度がシビアになる前に、必要な準備をしっかりと進めておくことが重要です。

1.別れたい理由別、やるべきこと

1-1.相手の浮気

couple夫の浮気が原因で別れる場合、夫と浮気相手に慰謝料を請求することができます。

しかし、そのためには夫の継続的な浮気を示す証拠が必要です。証拠とは言っても、妻が自分で集められるようなメールや通話の履歴、レシートなどは、それぞれ単独では証拠能力が弱いと考えられています。

そのため、場合によっては、浮気を裏付ける報告書を探偵に依頼する必要があるかもしれません。弁護士であれば、証拠能力の弱いものを積み重ねることで立証できるケースもあるため、早い段階で相談してみると良いでしょう。

また、離婚の際には、夫婦で築き上げた財産を貢献度に応じて分配する財産分与を請求することができます。

ただし、財産分与を減らすために預金通帳などの財産が隠されてしまうケースもあるため、夫が離婚を具体的に意識する前に、夫婦の財産を把握しておくことが大切です。

1-2.嫁姑問題の場合

female嫁姑問題により離婚する場合は、姑が離婚交渉にも干渉してくる可能性があります。

特に心配なのは、子どもの親権問題です。こちらは子どもを連れて離婚したいと思っていても、姑が母親代わりになって夫側で子どもを育てると言い出しかねません。子どもを取り上げられてしまうと、二度と一緒に暮らせなくなる危険性もあるため、注意が必要です。

子どもの親権争いが裁判にまで発展した場合、本来は子どもが幼いほど母親が有利です。

しかし、すでに夫婦が別居しており、夫のもとで子どもが問題なく養育されている場合には、その環境が子どもにとって適切であると判断され、夫に親権が認められる可能性が高まります。そのため、親権を獲得したい場合には、別居に踏み切る時に、必ず子どもを一緒に連れて出ることが重要です。

1-3.DVやモラルハラスメントの場合

DVDVやモラルハラスメントが原因で離婚を希望する場合には、証拠集めが成功のカギを握ります。

この場合は特に、夫が離婚に応じないケースも多いものです。話し合いで解決しない場合には、家庭裁判所に調停を申し立て、それでも合意に至らない場合には裁判となります。

裁判において離婚を認めてもらうためには、DVやモラルハラスメントを客観的に示す証拠が必要です。例えば、ケガをした写真、診断書、暴言の録音やメール、日記などが挙げられ、これらは慰謝料請求にも役立ちます。

暴力的な夫の場合、離婚を切り出すことで逆上し、危険な目に遭う可能性も否定できません。そのようなケースでは、まずは別居し、身の安全を確保した上で離婚へと話を進めます。話し合いも自分一人で行わず、弁護士などを間に入れることが大切です。

2.思いどおりに別れる方法

2-1.慰謝料をもらいたい場合

money慰謝料は、浮気やDVなどといった離婚の原因が相手側にある場合に請求できます。

お互いに合意できるのであれば、その額は相場に合っていなくても構いません。交渉によって慰謝料の金額が増減することもあるため、最初の希望額は相場よりも高めに提示することが慰謝料を多くもらうためのコツです。

相手が慰謝料の支払いを拒んだ場合は、調停を申し立て、それでも合意できなければ裁判を起こすことができます。裁判になると客観的な証拠が必要となるため、相手が離婚を意識して警戒する前に証拠集めをしておくと有利です。

2-2.慰謝料を払いたくない場合

couple慰謝料の支払いを避けるためには、離婚の原因を作るような行為をしないこと、あるいはそれを夫に知られないことが大切です。

慰謝料は全ての離婚のケースで必ず支払われるわけではありません。夫婦のうち、一方が離婚の原因となる行為をした場合に、それによる精神的苦痛を被った配偶者が請求することで支払われるものです。

慰謝料が認められる行為として、浮気、暴力、モラルハラスメント、理由なく同居を拒否する、セックスレスなどが挙げられ、該当する行為に心当たりがなければ慰謝料を支払う必要はありません。

もし、慰謝料支払いの対象となる行為をしてしまっていても、相手の過失を指摘することで減額できるケースもあります。また、浮気の証拠がつかまれていても、婚姻関係が破綻した後の浮気であることが認められれば、支払いを免れることが可能です。

2-3.合意のもと円満に別れたい場合

sign円満に離婚したい場合は、離婚条件を決める際に相手に多くを求めないことが大切です。夫婦関係が破綻している以上、お互いに離婚すること自体には異論がない場合も多いのですが、離婚条件に関する主張がぶつかり合い、ドロ沼化してしまうことがあります。

争いの種となるのは主に金銭的なことですが、他にも子どもの親権が問題となるケースもあります。

そのため、円満離婚を望むのであれば、全てを思い通りにしようとするのではなく、相手に譲歩することが必要です。こちらの誠意が伝われば、相手も穏やかに応じてくれる可能性が高まります。

3.体験談

3-1.子ども達の環境の変化をできるだけ抑えた離婚

children結婚10年目に子ども3人を連れて離婚した女性の体験談をご紹介します。

離婚の原因は、子どもの教育方針が夫婦間で全く合わなかったことです。夫婦喧嘩が増え、子どもたちへの悪影響が心配された頃、専業主婦であった妻に仕事復帰のめどが立ち、経済的な心配がなくなったことで離婚へと踏み切ったそうです。

3人の子どもに対する養育費はなかったものの、離婚当時に住んでいた家を財産分与として受け取ったため、離婚後も住まいを変える必要はありませんでした。そのおかげで子ども達を転校させる必要もなく、それまでと同じ環境を保つことができました。
それでも、13歳の息子と12歳の娘は少し不安定になったと言います。

しかし、別れることで夫との関係も良好になり、子ども達も夫と気軽に会えるようになったため、次第に子ども達も安定してきているようです。

3-2.離婚時の約束が守ってもらえないシングルマザー

family20代で2人の子どもを連れて離婚した女性の体験談をご紹介します。

振り返ってみれば、結婚当初から夫婦関係は上手くいっていなかったものの、両親に盛大な結婚式を挙げてもらった負い目や、授かった子どものために8年間の結婚生活を耐えていたと言います。

しかし、夫の浮気が発覚し、それを問い詰めたことで始まった暴力に耐えられず、離婚に踏み切りました。

お互いに弁護士を立て、養育費の取り決めを文書に残して離婚をしましたが、結局、夫は一度も養育費を支払ってくれませんでした。本来であれば、養育費の支払いが滞った場合、強制執行という形で給与や預貯金口座の差押えができますが、このケースでは、別れた夫が家業を継いでいるため、無給という形をとられると差押えが難しいようです。

仕事をしながら幼い2人の子どもを育て、経済的にも苦しい生活に、心身ともに疲れた時期もあるそうです。弁護士を通して離婚条件を約束しても、その約束が守られるとは限らないという厳しい現実があります。

3-3.離婚を踏みとどまって幸せを取り戻した体験談

family一度は離婚を考えた妻が、離婚をせずに良好な夫婦関係を取り戻した体験談についてご紹介します。

妻が離婚を考えたきっかけは、夫の収入が少ない上に、家事や子育てに協力する姿勢がなかったことです。不況や転職で収入が少ない夫に比べ、妻は高収入な仕事をしており、妻には夫が自分の収入に頼っているように思えていました。

しかし、離婚について真剣に考える中で気がついたことは、夫には悪い点がなかったという事実です。冷静に考えてみると、不況で仕事が上手くいかない夫の気持ちが理解でき、好きな仕事を続けさせてもらえる自分の幸せを感じることができました。

妻が意識を変え、思いやりを持って夫と接することで、夫もプライドを取り戻し、夫婦関係が良好になったそうです。相手が変わることを望むのではなく、自分の意識を変えることが大切だったと振り返っています。

4.別れて本当に後悔しない?

4-1.客観的に判断してくれる他人に相談する

female離婚を考えるほどの夫婦問題を抱えている時、他人の客観的なアドバイスによって救われることがあります。自分だけで考えていると、相手の悪い所ばかりがクローズアップされ、相手の良い所や自分の悪い所に目が向かなくなってしまいます。

離婚の悩みを他人に知られたくないために親族に相談する人も多いと思いますが、それでは逆に話がこじれることもあります。親や兄弟はあなたを大切に思っているからこそ、客観的な判断ができないものです。

そのため、冷静な判断をしてくれる先輩や友達、または離婚カウンセリングの利用を通して、様々な角度から自分の結婚生活を見つめ、多くの選択肢に気づくことが大切です。

4-2.自分だけが結婚生活に苦労していると考えない

female自分の結婚生活が他人よりも不幸に思えて離婚を考えているのであれば、それは思い込みかも知れません。確かに周囲を見渡せば、何の苦労もなく幸せに暮らしているように見える妻もいるでしょう。

しかし、その幸せそうな妻達も、実はそれぞれに事情を抱えていることが多いものです。

例えば、若くして一戸建てを購入した仲良し夫婦と見られていても、無計画なローンに苦しみ夫婦仲も冷め切っているケース、若くてカッコ良い夫を羨ましがられていても、夫の人間性に悩まされているケース、新作のブランドバッグをつい買ってしまうため裕福に見られていても貯金がゼロというケースなど、外から見た印象と実情には大きな隔たりがあるものです。

あなた自身も他人から幸せに見られているかもしれません。誰もがそれぞれの問題を抱えながら頑張っていることを意識し、自分の問題と向き合ってみると良いでしょう。

5.おわりに

後悔のない離婚をするためには、離婚に関する基本的な知識を得ることが大切です。

離婚について具体的に話し合う前に、必要な準備を徹底しておくことで、話し合いを有利に進めることも可能です。

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