音の力で心身の疲れを癒す「音叉(おんさ)ヒーリング」入門

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音叉は、楽器の音階を調整するときに使用するU字型の道具です。

その音は、耳に心地よく響く澄んだ金属音で、高い音、低い音とたくさんの種類があります。

そんな音叉を使って癒しやデトックスの効果を得る、「音叉ヒーリング」が、いま注目されています。

「音叉ヒーリング」とは、いったいどんなものなのでしょうか。音叉ヒーリングの歴史や効果、実際に体験する方法について、詳しくリサーチしてみました。

いつも忙しく頑張っていても、「ちょっと疲れたな」「うまくいかないな」と立ち止まってしまうこともあるかもしれません。そんな時はこの記事を思い出して、ぜひ音叉ヒーリングを活用してください。

1.音叉ヒーリングって何?

音源から出る音が空気や水、土などを振動させて伝わっていき、その振動が私たちの鼓膜を震わせることで音が聞こえます。

これが私たちの「音が聞きこえる」しくみです。

振動は波のように空気中を進みますので「音波」または「音の波動」と呼ばれ、人が聞きとれる周波数の音と、超音波などの人の耳が捉えることのできない周波数の音があります。

音の波動は見えないものの、実際に感じることができます。大音量のスピーカーの前に行くと、体がびりびりしますし、音によって水面に波紋が生じるのも見たことがあるかもしれません。医療分野ではエコーなどの超音波を使った検査機器や、音による衝撃派で体内の結石を粉砕したりする技術もあります。

そんな音の性質「波動」を使い、心身の不調を整えていくのが音叉ヒーリングです。

1-1.音叉ヒーリングを一言でいうと

音叉ヒーリングは、音叉を使って楽器の調律、チューニングを行うのと同じように、音を使って、体と心のバランスを調整します。

音叉の音を聞くことにより、その波動は体や意識の深いところに作用し、さまざまな効果をあらわします。自然界の全てのものにはそれぞれ独自の振動があり周波数があります。もともと持っている周波数に、疲れや歪み、傷などによって乱れが生じると、それが不調となって表れます。

周波数には、近い周波数に共鳴し同調しようとする性質があります。その性質を使って周波数をあるべき位置に戻し、心身の不調を整えていくのが、音叉ヒーリングです。

1-2.音叉ヒーリングでできること

音叉ヒーリングには、精神や筋肉、神経、脳などさまざまな臓器が活性化し優れた癒し効果があるとされています。

小鳥のさえずりや雨音、川のせせらぎを聞いたり、森林浴をしたりしているときに、人の脳の中ではアルファ波が出ると言われますが、音叉の音を聞いているときも同じようにアルファ波が出ることが分かっています。脳内にアルファ波が出ている状態のとき、人は、リラックスして疲れが癒されるのを感じ、集中力が増し、雑念が消えスッキリとリセットされた気分になります。

リラックスすると、緊張による体のこわばりが溶け、血流が良くなります。血流が良くなることでポカポカと体が温かくなって、免疫力も向上します。

音叉ヒーリングでは、筋肉や臓器、脳や神経などにも働きかけます。脳は315.80Hz、肺は220Hz、骨は418.30Hz、というように音叉の音の周波数によって、効果のある臓器は違うとされ、細胞の活性化やDNAの修復など、目に見えないほどの小さなレベルにまで良い影響を与えます。

また、音叉の音は精神や意識の深部に染み込み、東洋医学でいうところの経絡や、ヨガや瞑想などの場合はチャクラと呼ばれる部位に作用を及ぼします。7つあるとされるそれぞれのチャクラに効果がある周波数が決まっています。周波数の違いにともない、音叉にもたくさんの種類があります。

1-3.音叉ヒーリングの歴史

音叉ヒーリングが日本に渡ってきたのは、オステオパシー(脊椎矯正医学)キネシオロジー(筋機能調整医学)などの新しい医療の分野と一緒で、比較的新しいものです。

オステオパシーもキネシオロジーも、体のゆがみを骨や筋、筋肉を中心にして体のゆがみを直すことで、人間の体が本来持っている、自己治癒力や自己修復力を引き出して痛みの根源を断つ、という医療行為です。免許制で現代医療の一つとして認可されています。

カイロプラクティックや接骨院、または上記のような新しい分野の医療現場で、BGMとして音叉の音が使われるようになり、次第に普及していきました。

1-4.ほかのヒーリング法との違い

洋の東西を問わず、多くの宗教的な場で使われる鐘の音に似ているからか、音叉の音は神秘的でもあります。

けれど音叉ヒーリングは科学的に根拠のある方法ですので、スピリチュアルヒーリングのように「霊」的な分野とはちょっと違います。

音叉ヒーリングの施術者もいますが、自宅に専用の音叉があり、基本的な知識があれば自分で行うことも可能です。セルフヒーリングができれば、高額な料金もかからないし、つかれてるかな、と思ったときはいつでも行えます。

2.音叉ヒーリングを体験してみる

2-1.最適な音叉の選びかた

音叉には、さまざまな種類があります。効果を出したい部位にあわせた周波数の音叉を求めることが重要なことです。

しかし、なんとなくでもいいので、耳に心地よいものを選ぶことが良いと思います。不快と感じる音ですと、長い時間聞くことが苦痛になってしまうので、癒し効果が期待できません。ここの部分にはこの音叉じゃなくてはいけない!と決めつきるよりは、聞いていて気持ちの良い音叉を選んでください。

やり方としては、休日の自宅や、就寝前などのゆったりできる状況で、耳元で音叉を鳴らします。音叉はU字のカーブの部分を叩くことで音を出します。金属なので柄以外のところを触ってしまうと振動せず上手くならない時があります。優しく柄をもって鳴らしてください。そしてただ、耳を澄ませるだけでよいので、セルフヒーリングとしてはとても簡単です。

2-2.DVDやCDでも

音叉は、楽器店やインターネットなどで数百円から数万円で購入することが可能ですが、もっとゆったりした状態で聞きたいのであれば、自分で持って鳴らすよりも、CDやDVDのヒーリングミュージックとして作られているものを使用する方が手軽にチャレンジできます。

CDやDVDの中には、耳では捉えることができない周波域の高周波音や低周波音が特殊な加工により入っているものもあるそうです。

休日のリラックスタイムやお昼寝に、BGMとしてかけるのも効果的です。音は眠っていて無意識な状態でも耳に入ってきて、体や心の深くに到達します。目覚めたら不思議とスッキリしていた、なんて経験もできるかもしれません。

3.音叉ヒーリングを体験できるセミナー

インターネットで検索すると、さまざまなヒーリングのセミナーや体験会の情報があります。

中でも、音叉ヒーリングは整体院やカイロプラクティック、接骨院などと相性が良く、治療の一環としてメニューに取り入れているところも多いようです。

勉強熱心なヒーリングサロンなどでも、音叉によるヒーリングが導入され、その効果が実感できているようです。

はじめて音叉ヒーリングを体験する時は、あまり神秘的になり過ぎず、あくまでも癒しのための治療、というスタンスで行っているヒーラーを探して、施術を受けると良いかもしれません。

4.まとめ

目に見えない「音」を使った音叉ヒーリングは、不思議ですが確かな根拠があるようです。

心身ともに疲れてしまったときは、あれこれ考え過ぎず、澄んだ音叉の音色に耳を傾けてリラックスしてみてはいかがでしょうか。

毎日の疲れや、ストレスで凝り固まった心がスーッとほぐれて、この上ない癒しを感じることができるでしょう。

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