瞑想は危険? はじめる前に知っておくべき3つの事実

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数々の有名人も行っていたと言われる瞑想。

無になることでストレスを軽減したり、それによってクリエイティブな発想が生まれやすくなったりと、瞑想には多くのメリットがあります。自宅で簡単に、またやり方さえ知っていればすぐに始められるため、これから始めてみようと思っている人も多いでしょう。

しかし瞑想がプラス効果を得られる理由は、正しい方法で行っているためです。間違った方法で瞑想を行ってしまうと、精神病などにかかってしまう危険性もあります。こうした危険性を避けるためには、始める前に瞑想で起こりうる危険性やその危険を避けるコツを知っておくことが大切です。

ここでははじめる前に知っておくべき、瞑想の危険性をご紹介します。

1.瞑想は危険? 危険じゃない?

基本的に瞑想は危険なものではありません。

正しいやり方を実践すればストレスを軽減したり、現代人に多い病気の予防になったりと、心や体の健康に繋がっていきます。

しかし間違った瞑想をすることで、心や体に良くない影響を及ぼすことがあります。実際に瞑想を間違えたことにより、精神病を患って病院に通ったり薬物治療を行ったりしなければならなくなったという事例も報告されています。

瞑想に神秘性を求めて深い瞑想を行うと悪い結果を招くこともあります。また瞑想を治療などに応用する際には十分な注意が必要であり、正しい知識のない指導者の下で安易に行うことも危険です。こうしたことにならないよう、瞑想を行う際にはあくまでリラックスの手段であることを忘れずに、正しい方法で行いましょう。

2.瞑想で起こりうるトラブル

前述したようにリラックス手段であることを意識し、深く入ろうとしなければ瞑想でトラブルはほとんど起こりません。

しかし間違った瞑想では、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。

瞑想で起こりうるトラブルは主に「禅病」「瞑想中毒」「精神のコントロール」ができなくなるの3つです。

2-1.禅病

禅病とは熱心に禅の修行を行う修行僧に見られる症状で、主に頭痛や冷や汗、咳などがあります。瞑想をしている人の中にもこういった症状が現れる人が多く、禅病と同じものではないかと考えられています。

これは瞑想を行うことによって頭に気が溜まり、それが脳に圧をかけるために起こります。またこうした頭痛は「瞑想中は無の状態にならなければ」という強い意志が逆にストレスとなって、心や体を緊張させてしまうとも言われています。

頭痛は交感神経が副交感神経に切り替わる際にもよく起こります。交感神経は体は緊張しているときに活発になり、副交感神経はリラックスした状態のときに優位になります。つまり頭痛は緊張している脳がリラックス状態に入るために起こっていうという解釈です。そのためこうした体の不調は一時的なもので、実際は体がいい方向に動いている好転反応だという説もあります。

瞑想はリラックスのために行うものです。肩の力を抜き、リラックスした状態で瞑想に臨みましょう。

2-2.瞑想中毒

瞑想はときに瞑想中毒を生むことがあります。

瞑想はリラックスやイノベーションに非常に効果的ですが、自己を放棄するという一面も持っています。こうしたことから瞑想に神秘的なイメージを持っている人は、瞑想を行うことによって自分の責任を見失い、他に依存するようになります。

そうすると生きていることに深い絶望感を覚え、うつ病のような症状を招くことがあります。この状態は「魂の暗夜」と呼ばれ、この状態から逃れるために「スピリチュアル・アディクション」という瞑想中毒に陥る可能性があります。

特に現実逃避をしがちな人やまだ自己が確立していない年齢の人は起こりやすく、こうした人は1度この状態に陥ってしまうとなかなか抜け出せません。現実逃避しがちな人や自己がしっかりできていない年齢の人は、深い瞑想を行うことは避けた方がいいでしょう。

2-3.精神のコントロールができなくなる

瞑想は精神のコントロールができなくなる危険性も孕んでいます。

集中的に瞑想をしていると体中が熱くなったり、さまざまな光が見えたりと普段はできない体験をすることがあります。これはヒンドゥー教の「クンダリニーの覚醒」と呼ばれるもので、さらに深くなると見たことのない風景や過去のようなビジョンが見えてきます。

これは幻覚の一種ですが、通常の生活ではまず見られません。瞑想を続けていくとこうしたもの圧倒されて、精神のコントロールができなくなる可能性があります。悟りを開いたと勘違いをして有頂天になったり、その感覚が忘れられず瞑想にしがみつくようになったりします。

瞑想は向いている人と向いていない人がおり、向いている人は瞑想状態に入っていきやすいです。幻覚のような症状は特に瞑想状態に入りやすい人や熟練者に起きやすいため注意が必要です。集中的に瞑想を行う場合には、瞑想に慣れた人のきちんとした指導を受けましょう。

3.トラブルを起こさないためのコツ

ではこうしたトラブルを起こさないためにはどうすればいいでしょうか?

トラブルを起こさないためには、主に3つのコツがあります。

3-1.正しい指導者の下で行う

瞑想は正しい指導者の下で行いましょう。

瞑想は自分で勉強して行うこともできますが、きちんとした指導者がいれば瞑想の危険性を避けながら瞑想を行えます。特に過去に精神病を患った経験がある人の場合、病気が再発する恐れもあるため、きちんと心理学を勉強した専門家に相談して行うようにしましょう。

深い瞑想に入って幻覚を見るような症状まで出た場合、専門家や熟練者の指導がないと、そのまま病気になってしまう可能性が高くなります。こうした危険性から身を守るためには、心理学の知識を持つ信頼できる指導者を見つけることです。

3-2.神秘体験は無視

2つ目のコツとして、神秘体験は無視することです。

前述したように瞑想を行っていると、強烈な光や過去の映像といった幻覚のようなビジョンを見ることがあります。

こうした不思議な体験をすると悟りを開いたような気になってしまいますが、こういったものは全て自分の妄想に過ぎないと思って無視するようにしましょう。

こうした神秘体験を体で感じることによって、瞑想にハマってしまい、瞑想から抜け出せなくなるという悪循環に陥ります。これがエスカレートすると前述した精神のコントロールができない状態になって、精神分裂病などに罹患する可能性があります。特に瞑想に神秘性を求めているような人は注意が必要です。

神秘体験はあくまで自分の妄想であり、周囲に自慢するほどのことでもありません。もし神秘体験をしたとしても、気に留めないでおきましょう。

3-3.瞑想は1日3回まで

瞑想は1日3回までに留めておきましょう。

前述したようなトラブルは全て、瞑想に深く入りすぎると起こります。瞑想に浸ってしまうことを防ぐためにも、たくさん行ったり長い時間をかけて瞑想したりことは止めましょう。

瞑想で成功者のような結果を出すためには、深く瞑想することではなく毎日少しの時間続けていくことが大切です。毎日少しずつ瞑想を行っていけば、2週間ほどで効果を実感できるでしょう。

4.まとめ

ここまで瞑想の危険性についてご紹介してきました。

こうしたトラブルは、起こさないためのコツを事前に知っておけば避けられます。トラブルを避けるためにも、瞑想を行う際には正しい知識と入念な準備の下に行うようにしましょう。

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